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上武佐駅跡近くに、今も残る橋梁
上武佐駅跡近くに、今も残る橋梁

約2万4000人の中標津町は、新しさが目立つ町である。

 

昭和の終わりから北海道のほとんどの市町村が人口減に悩んでいる中で、少ないながらも平成になっても伸び続け、着実に街を拡大している道内では規模の大きな町(行政区分としての)である。

 

ただ個人的にそんな町の残念なことは、やはり標津線ではないだろうか。国鉄時代から赤字でJR北海道へ移管後早々の1989(平成元)年に廃線となった長大ローカル線である。

中標津駅中心に西は標茶、東は標津、 南は根室市の厚床を結ん

でいたT字に伸びるユニークな鉄路でもあった。

三セクという方法も考えられたそうだが、結局バス転換ということになった。

 

たとえ残っていたとしても赤字線になることは否めないが、

駅と線路がある街並みというのは、アクセントとしていい表情を与えてくれるし、

独特の旅情があり、それに鉄道自体が観光となりえる時代である。

当時とは様子の違う今のこの町なら、何とかなったのでは?

シャッターを切りながら、つかの間の妄想に浸る午後であった(笑)。